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【足について】
こんにちは、青物横丁駅近くにある品川接骨院の宍倉です。
今回は「足について」をお話し致します。
① 土台で特に重要なのは、距骨と踵骨の位置関係
全身には約200個の骨が存在するが、足の骨だけで左右28個ずつもある。
なんと4分の1ほどの骨が足に集まっています。
それだからこそ、細かく複雑な動きを、常に滑らかに行うことができるのです。
この足の骨の中でもっとも重要なのが、距骨と踵骨です。
距骨は脛骨及び腓骨の土台として接して足関節(距腿関節)を成し、また踵骨の上に乗っかるようにして距骨下関節を形成しています。
距骨と踵骨は、例えば足を一歩踏み出したとき、最初に重量の全てをここで支える。
さらに、足首を回すような動きの中心となるのが、距骨下関節です。
この2つの骨の位置関係が良好であれば正しく立てるし、歩けます。
しかし、位置関係が悪くなると、理想的な姿勢を保てなくなり、カラダのいろいろな場所が不調に陥ります。
そして、現代ではそんな人が多くなってきています。
② 距骨、踵骨が司る、回内、回外という動き。
歩く時に距骨と踵骨によって起きる2つの動きがあります。
それが、回内と回外です。
まず足を踏み出して接地する。
足は甲の方向に反り(背屈)、爪先は開き(外転)、足底が外方を向く(外返し)。
そして、足裏全体が地面を捉えるまで足の骨が緩み、アーチ(土踏まず)が潰れて衝撃を吸収します。
これが回内です。
次の動きは踵を上げながら蹴り出し、その時は、アーチを元に戻して骨がしっかりとロックされる。
緩んだままだと、蹴り出す力が伝わりにくくなり、推進力が小さくなってしまうからです。
この時足は足裏方向に曲がり(底屈)、爪先は閉じ(内転)、足底は内側を向く(内返し)。
これが回外で、この2つが無意識に使い分けられているのが理想です。
ところが、生活習慣や日常のクセで、これが上手くいかなくなっていることが多いです。
回内が過剰に動くと、アーチが潰れて扁平足になってしまうし、回外が過剰になると逆にハイアーチ(甲高)になります。
結果、距骨と踵骨のアライメントが崩壊して、それがカラダの不調に繋がることになります。
③ 2つの骨の関係悪化が、全体の不調を生んでしまう
扁平足とハイアーチは下肢にも影響を与える。
立っている状態では、距骨下関節の動きは下肢の関節に運動連鎖を及ぼすためです。
回内では距骨が内側へと傾くため、脛骨、膝、大腿骨、股関節に同じ方向である内旋力が連鎖して作用する。
回外は逆で、距骨は外側に傾くので、脛骨もその方向へ傾き、膝、大腿骨、股関節も同じ方向である外旋力が作用する。
回内や回外が過剰な状態では、健康的な歩行や運動を行っているつもりでも、ねじれによって下肢全体の筋肉や関節にまで障害や痛みを発生させてしまうこともあります。
距骨と踵骨の関節が正しい位置にあることで正しい運動連鎖が起きます。
また、O脚やX脚も距骨と踵骨の位置関係に影響を与えます。
O脚の場合なら脛の傾きを代償するために歩行時の足は回内に誘導されやすくなります。
極端なX脚では重心が踵の内側に偏るために距骨と踵骨の関係が崩れて重度の回内に至ることもあります。
足を整えることにより土台がしっかりしてカラダにいい連鎖を生んでくれます。
身体の状態や生活環境、食事環境が大事になってきます。
こういった指導も当院はしております。
足とカラダと良いお付き合いをしていただきたく、当院では、メンテナンスのメニューがありますので、気軽にご相談ください。
お身体でお困りの方、ぜひ当院に一度ご相談ください。
品川接骨院
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2023.3.29