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むくみって何だろう

こんにちは。品川接骨院の笠原です。

今回のブログは「むくみ」についてです。

 

むくみ(浮腫)とは、間質液が通常よりも多く溜まってしまった状態です。間質液とは細胞や血管の外にある水分のことです。

血漿の一部は毛細血管から外に染み出して間質液となりますが、その全部が毛細血管に直接戻ることはできません。その戻らなかった残りの間質液を回収して血液に戻すのがリンパ管です。

 

毛細血管と間質液との間の水分のやり取りや、リンパ管による間質液の回収に何らかの問題が生じて、そのまま水分が間質に増えて溜まっているのがむくみです。

むくみは皮膚で触れてわかることが多いので、皮下に水が溜まると思いがちですが、どこであれ組織の間に水が溜まっていればむくみであり、身体の深部にも起こります。むくみの原因によって全身に起きる場合もあれば局所的なものもあります。胸膜腔や腹膜腔に起きている浮腫をそれぞれ「胸水」「腹水」といいます。

 

 

尿は血液から作るので、余分な血漿は尿にして体外に捨ててしまうことができます。ですから、尿生成に問題がない限り、血漿が一時的に増えるだけではむくみは起きません。ところが間質液は、そのままでは排泄されないので、リンパ管によって回収して血液中に戻すという過程が必要です。

 

つまりむくみは、何らかの理由で「毛細血管から水分が間質に過剰に染み出す」か、「リンパが上手く流れず間質液が血液に戻りにくい」かのどちらかが直接的な原因になります。

 

 

毛細血管から過剰に水分が染み出す理由としては、静脈の流れが悪く毛細血管の圧力が高まることがあります。さらに血漿タンパク質の量も関係します。がんや炎症も原因となります。リンパの流れが問題となるむくみはリンパ浮腫といいます。

 

リンパの流れは、下肢ほど下から上へ、しかも遠くまで流れていかなければならないので、通常は下肢の方がむくみやすくなっています。それで1日立ち仕事などの人は病気でなくても夕方には脚が少しむくむようになります。

 

むくみは筋肉や脂肪では触れても分かりにくいので、皮下にすぐ骨のある場所で確認するとよいでしょう。下腿の脛骨の内側面上には筋肉がないのでその面を押してみましょう。むくんでいる時は指のあとが残ります。ここはわずかなむくみでもわかる便利な場所です。

 

甲状腺機能低下やリンパ浮腫によるむくみでは、指のあとが残らない場合もありますが、本来すぐ骨が触れるはずの部位に指が沈むので、やはりむくみがわかります。

 

頭の上も皮膚の下に筋肉がないため、むくみを見つけやすい部位です。風邪や疲れた時に頭を触るとぶよぶよします。普段から自分の頭を触って、どんな時にむくむのか感じましょう。

上瞼のむくみは縦に摘まんでしわが残るのかみます。足背やくるぶしもむくみが出やすく、靴下のあとなどでも見つけやすいです。

 

 

むくみがある時は筋ポンプを有効に使い、下肢を中心に身体を動かしましょう。寝たきりの人はむくみやすくなりますのでマッサージも有効です。

 

むくんだ時は水を飲まない方が良いといった誤解をしている人がいますが、腎臓に問題がなければ水を飲んだ方が良いです。水分を多く摂れば血液はサラサラ流れ、尿もたくさん出て、間質液の回収も進むので、むくみは解消されやすくなります。

 

ただし過剰な水分摂取は体液のバランスを崩すことがあるので多めにといってもほどほどにしましょう。

2022.11.18

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