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みなさんこんにちは、品川接骨院の高倉です。
突然ですが、『慢性炎症』という言葉をご存知でしょうか?
「なんとなく調子が悪い」「いつまでも身体がだるい」「寝ても疲れがとれない」などの経験があると思いますが、それらは体内で起こっている『慢性炎症』が原因ではないかと言われるようになっています。
そこで今回はこの『慢性炎症』についてお話ししたいと思います。
症状を表す言葉に「急性」と「慢性」があります。
「急性」とは、症状や痛みが急に起こり、その経過が速い病気の性質や状態。
「慢性」とは、症状はあまりひどくはないが、治りにくく経過が長引く病気の性質や状態、また望ましくない状態が長く続くこと。
このように分けられます。
また「炎症」とは、物理的・科学的刺激や細菌感染などによる組織の傷害に対して起こる生態防御反応の1つで、発赤、熱感、腫脹、疼痛、機能障害という5つの徴候が起こることで異物や異物化した組織を排除しようとする反応です。
つまり『慢性炎症』とは、身体の組織の損傷は激しくないが回復までの経過が長引き、本来一過性で終息するはずの炎症反応が、低レベルではあるが長時間持続して慢性化した状態になることをいいます。
このようなダラダラと続く炎症状態が持続すると、体内の免疫機構は絶えず働いている状態続きます。そして免疫機構は年齢とともに衰えていくため、炎症を抑えることができなくなり、人体組織の機能や構造に異常が生じて様々な疾患の原因となります。
とくに、生活習慣病(糖尿病など)、がん、動脈硬化、脂質異常、肝疾患、アルツハイマー病など改善の悪い疾病を引き起こす要因として、『慢性炎症』が注目されています。
さらに老化そのものも『慢性炎症』が原因と考えられるようになってきました。
『慢性炎症』の怖いところは、時間が経つと患部組織の障害や構造変化(変性や硬化など)を伴い、患部組織が持っている本来の機能に障害をきたしたり、不可逆性の病変となることです。
そのため初期には症状として現れない慢性的な炎症性の変化が、様々病気の要因となっているといえます。
それでは慢性炎症の原因はなんでしょうか?
ちなみに古代の人類には慢性炎症が原因と思われる上記のような疾患は見られなかったそうです。
古代の人類と現代人の生活の違いは大きなものに、食事、睡眠、運動量などが挙げられます。
食事と運動量に関しては、食べ物の内容(糖や添加物など)も慢性炎症の原因になるものありますが、食べ過ぎ、運動不足による内臓脂肪の増加も慢性炎症の原因になると考えられています。脂肪細胞は炎症物質が分泌されて、その炎症物質が血液に乗り全身に回ることが慢性炎症の原因になっていると考えられています。
睡眠に関しては、人は寝ることで身体の炎症などの回復を行いますが、現代人は人工的な光(照明やスマホなど)により睡眠リズムが乱されることで炎症などの回復が妨げられることも慢性炎症の原因になっていると考えられています。
以上のことにより、しっかりと睡眠をとり、食べすぎに注意し、適度に運動を行うことが『慢性炎症』による不調を予防することに大切な事であるといえます。
品川接骨院
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2021.3.27