ブログ
HOME > ブログ
HOME > ブログ
みなさんこんにちは。品川接骨院の高倉です。
今回は自律神経研究の第一人者である小林弘幸先生の書かれた著書『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』(サンマーク出版)という本を紹介します。
この本は自律神経の働きや、どうすれば健康な生活を送れるかなどを具体的な例を挙げて解説されていて大変わかりやすい内容になっています。
自律神経という言葉は聞いたことがあるが、よく分からないという方や、自律神経が健康とどのような関係があるかなどの興味のある方にはおすすめの本です。
小林弘幸先生はこの本の中で、人が病気になる原因は自律神経のバランスが崩れたためであると書かれています。
自律神経は私たちの生命活動を支える重要な機能を担っており、その代表的なものの1つに「呼吸」があります。眠っている間も呼吸が続いているのは自律神経のおかげで、意識とは無関係に働いてくれています。
このように、自律神経とは私たちの生命活動を休むことなく支えてくれる大切なシステムで、この働きが私たちの健康に大きな影響を及ぼしています。
自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」の2種類に大別され、内臓や血管の機能をコントロールしています。交感神経が身体を支配すると身体はアクティブな状態になり、副交感神経が支配すると身体はリラックスした状態になります。
活動的な日中は交感神経が支配し、夜リラックスするときは副交感神経が支配するというように、相反する働きを持つ2つの自律神経が交互に身体を支配することで身体機能が保たれています。
一般的にはこのように交感神経と副交感神経がきれいにスイッチングすることで動いているような説明をされていますが、本書ではこれも間違いではないが、実際にはそうでは無いと書かれています。
実際に身体が最もよい状態で機能するのは、交感神経も副交感神経も両方高いレベルで活動している状態だったということでした。
もちろん、アクティブな状態とリラックスした状態でバランスのシーソー状態は生じていますが、それは「やや優位」な状態であってどちらか一方に大きく偏ってはいけないもので、自律神経の高さとバランスが最も理想的な状態にある時が、心身ともに最も健康な状態であると書かれています。
そして、病気になりやすい人とは交感神経活動レベルが異常に高く、副交感神経活動レベルがきわめて低い時で、この状態が続くと身体のあちこちに不調が現れ、病気になってしまいます。
逆に副交感神経活動レベルが高く、交感神経活動レベルが低すぎる場合はうつ病の傾向にあり、また、交感神経も副交感神経も活動レベルが低い場合は、疲れやすく、やる気も起きなくて、健康状態は良くも悪くもないといった状態となります。
この自律神経のバランスは意識的にコントロールでき、意識的に整えることで全てがよい方向に変わっていくと本書には書かれています。
そして、自律神経をコントロールするポイントは『ゆっくり』です。
『ゆっくり意識し、ゆっくり呼吸し、ゆっくり動き、ゆっくり生きる。』
そうすると、下がり気味の副交感神経活動レベルが上がり、自律神経のバランスが整い始めます。
ここまでが、この本の前書きに書かれています。
ここまででも、自律神経について分かりやすく書かれていますが、本章の中には有名人の行動や世間で言われている事柄について具体的な事例をあげて自律神経の目線から説明がされたり、自律神経のバランスが崩れるとどうなるか、自律神経のバランスを整えるために何をすればよいか、またいつどのような運動をすればよいか、準備運動の仕方など具体的な事例をあげて分かりやすく説明がされています。
自律神経について興味のある方にはオススメの本なので、小林弘幸先生の『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』を、是非読んでみてください。
そして、当院のモルフォセラピーは自律神経の出ている部位の骨格の矯正も行っているので、自律神経の活動レベルを上げたい方は当院までご連絡下さい。
品川接骨院
診療のご案内
診療時間
月〜金 9:30〜20:00
土 11:00〜17:00
JR大井町駅より徒歩10分
京急青物横丁駅より徒歩7分
京急新馬場駅より徒歩5分品川シーサイド駅
当院では新型コロナウイルス感染対策として、スタッフのマスク着用、手指やベットなどの消毒を徹底して行なっておりますのでご安心してお越し下さい。
2021.4.27