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みなさんこんにちは。品川接骨院の高倉です。
緊急事態宣言で外出自粛の中、ジムなどの運動施設も営業を自粛しているので、運動不足になっている方も多いと思います。
そんな中、巷ではジョギングをする人が非常に増えています。
ジョギングやランニングは誰にでも手軽に始められる運動ですが、そのため初心者の方は知識や情報不足によりケガをしてしまう方も多く、最近は当院にもジョギングを始めて痛みが出た方や普段からランニングをしている方でも在宅ワークで時間できて練習量を増やした事で痛みが出て来院される方も多くなっています。
そこで今回はランニング、ジョギングで起こりやすい怪我についてお話しします。
ランニング、ジョギングでのケガの原因としては、フォームの悪さやシューズが合っていないなどありますが、原因の多くはオーバーワーク、走り過ぎによるものです。
特に久しぶりに運動を始めた方などは、過去のイメージのまま現在の身体の状態を無視して無理な目標設定をして走りすぎてしまう事でケガをしてしまう方や、手軽に運動ができてしまうため準備運動やアフターケアをおろそかにしてしまうためケガをされる場合もあります。
多くあるケガには、
○筋痙攣:一般的に脚がつるといわれるもので、ふくらはぎ、ハムストリング、大腿四頭筋や足部に起こることもあります。原因は色々ありますが、筋の疲労や冷え、水分やミネラル(電解質)の不足などがあります。筋肉はミネラルを使って収縮していますが、このミネラルバランスが崩れると筋や神経が興奮し痙攣してしまいます。また、冷えや水分が不足すると血流が悪くなるため筋肉に十分なミネラルや酸素などが供給されにくくなり、つってしまう事があります。したがって予防としては十分な水分とミネラルの補給とストレッチ等で筋の疲労をとり、血流を良くする事が必要です。つってしまった場合は患部を冷やさずに温めて血流を良くするようにしてください。つってしまうものもひどい場合は肉離れのような状態になることもあるので注意が必要です。
○肉離れ:肉離れとは筋繊維が部分的または完全に断裂した状態のことを言います。下肢の好発部位は大腿四頭筋、ハムストリング、腓腹筋です。筋肉の柔軟性の不足や筋肉量のバランスが崩れたりすることで起こるため、予防には普段の練習から十分な筋力トレーニングとストレッチが必要になります。
○腸脛靭帯炎:ランナーズニーとも言われます。長距離を走ることにより、大腿外側にある腸脛靭帯と膝の外側の大腿骨外顆が繰り返しこすれ合うことで起こるオーバーユースによる炎症です。O脚の方や脚の外側に荷重がかかる走り方をする方に起こりやすいので、予防としてはフォームの改善やシューズやインソールの見直しをすることも有効です。
○シンスプリント:すねの内側の下1/3に生じる痛みで、オーバーユースによるものの1つです。主にヒラメ筋、後脛骨筋、長趾屈筋付着部が脛骨表面の骨膜を繰り返し牽引することにより起こる炎症で、脛骨疲労性骨膜炎とも呼ばれています。下腿三頭筋の柔軟性の低下、股・膝・足関節の柔軟性の低下や可動域制限、O脚、回内足、扁平足またはランニングフォームや薄く硬いシューズなども発生の誘因となりますので、ストレッチ等を十分に行って筋や関節の柔軟性を保つことやランニングフォームの矯正、シューズの変更やインソールの調整も有効です。
○足底腱膜炎:足底腱膜とは踵から前足部に存在する組織で足部のアーチを保持し、スプリングのように衝撃を吸収する働きがありますが、ランニング等で繰り返し牽引刺激が加わるオーバーユースが原因により付着部などに炎症が起こったものを足底腱膜炎と言います。下腿三頭筋の腱(アキレス腱)も踵の骨に付いているため、下腿三頭筋の柔軟性が低下している場合も足底腱膜に負担がかかるので症状が出やすくなります。予防としては足底及び下腿のストレッチ、インソールやアーチ保持のためのテーピングなども有効です。
その他にもアキレス腱炎や坐骨神経痛など様々なケガがあります。
ケガを予防するためには普段からの筋力トレーニングやストレッチなどが重要ですが、何より無理をしない事が最も重要です。みなさんも自分のレベルに合った運動を心がけるようにしてください。そしてもし、どこがを痛めた場合は放置せずにできるだけはやく当院までご連絡下さい。
品川接骨院
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2020.5.30