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みなさんこんにちは、品川接骨院の高倉です。
突然ですが、私は年に数回顎が外れます。とくに疲れた時などに油断して大きなあくびをするとそのまま口が閉じなくなってしまいます。
みなさんは顎が外れたことがありますか?
顎が外れた経験がない方の方が多いかもしれませんが、もしみなさんも今後顎が外れることがあるかも知れないので、今回は顎関節脱臼(前方脱臼)についてお話をさせていただきます。
○顎が外れるとは?
一般的に顎が外れた状態のことを顎関節脱臼の前方脱臼と言います。
あくびをした時や大きなものを食べる時など大きく口を開けた時に起こることが多く、とくに顎関節症などで顎の関節が緩くなっていると顎が外れる可能性が多くなります。
顎関節は下顎骨の下顎頭と側頭骨の下顎窩とからなる関節で耳の穴の少し前方に存在しています。
顎関節の前方脱臼は「下顎頭が下顎窩から前方に転移し、顎の運動障害が生じた状態」と規定されています。どういうことかと言うと、顎の関節は普通の状態では下顎頭という下の顎の骨の出っ張りが、側頭骨という骨の窪んだところにはまって動いているのですが、大きな口を開けた時に関節に緩みがあると下顎頭が下顎窩の前方にある関節隆起を越えてしいまい下顎頭が前方に移動してしまうことで元に戻ることができずに口が開いたままの状態になってしまうということです。
顎が外れてしまうと、口が閉じないので喋ることが出来ないのは当然ですが、唾が飲み込むことが出来ないためよだれが垂れてしまうことがあります。また顎関節部に痛みや緊張感を伴うこともあり、中には気分が悪くなってしまうこともあるようです。
○治療法は?
顎関節脱臼の整復はヒポクラテス法や口外法などあります。初めて顎が外れた方は医療機関や接骨院で整復をしてもらった方が良いでしょう。初めての場合は特にその後の固定が大事になります。顎関節脱臼は習慣性になり再脱臼しやすくなるので、数日間は包帯などで固定をして、その後も6週間くらいは大きな口を開けないようにすることで再脱臼を予防する事ができます。
私が初めて顎が外れた時は、まだそんな事は知らない若い頃だったので、顎が外れてしばらく途方に暮れていましたが、しばらくするとまわりの緊張していた筋肉が弛緩したためか顎が外れたまま動くようになり、なんとかもとに戻すことが出来ました。ですが、痛みもなかったのでそのまま医療機関にも行かずにいたら、見事に習慣性になってしまい、再脱臼を繰り返すようになってしまいました。
ちなみに習慣性顎関節脱臼の整復法ですが、私はまずリラックスして筋肉の緊張を緩めてヒポクラテス法の様に外れた方の奥歯に親指を当てて下顎を下後方に操作して整復しています。
このように顎関節脱臼には整復と固定が大事になります。当院でも対応していますので、もし顎が外れた場合には慌てずにご来院下さい。
品川接骨院
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2019.8.29