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こんにちは、品川接骨院の宍倉です。
今回は交感神経と副交感神経についてお話し致します。
① 交感神経と副交感神経の役割
自律神経を構成する交感神経と副交感神経は、二重支配と相反支配という2つの原則で、体内環境を一定範囲内に保つ恒常性を守る。
二重支配とは、1つの臓器や組織を交感神経と副交感神経がダブルで束ねることを指す。
どちらか一方のみが司る臓器は汗腺などの例外を除くと存在しない。
相反支配とは、交感神経と副交感神経が対照的な役割を果たすという意味です。
交感神経は心臓を刺激して心拍を遅くする。
胃腸は交感神経がブレーキを踏んで消化吸収を抑え、副交感神経がアクセルを踏んで消化吸収を進める。
スイッチが入るタイミングも対照的。
交感神経は緊張や興奮、危険や恐怖に呼応し、日中の活動時や運動時、ストレス下で優位となる。
副交感神経は安心・安全で平穏な状況に呼応し、食事中や夕方〜夜間に心身をリラックスへ誘う。
この2系統は別々のルートで全身にネットワークを広げているが、その中枢があるのは脳の視床下部と前帯状回、大脳辺縁系だ。
この中枢で交感神経と副交感神経の働き度合いが決められており、神経ネットワークはその情報を末端まで伝える単なるラインに過ぎない。
② 夏バテの正体は、自律神経の過労。
夏バテの解消のために、うなぎ料理やレバニラ炒めなどのスタミナ食を食べるという人も多いだろう。
うなぎもレバニラ炒めも栄養たっぷりだが、それは夏バテ軽減には結びつかない。
なぜなら夏バテは栄養不足が引き金ではなく、自律神経の過労によるものだから。
うなぎのようなスタミナ食はこってりしているので、思惑とは逆に消化吸収を担う自律神経の疲れを起こすおそれすらある。
高温多湿な日本の夏は、発汗などで温度調整を行う自律神経の作業量が増える。
かんかん照りの野外と冷やしすぎの屋内を出入りするたびに自律神経により強い負荷が加わる。
そして汗をかいたのに水分補給が追いつかずに脱水気味だと、自律神経のダメージに。
また夏の強烈な紫外線を浴びると体内で酸化が起こりやすく、それも自律神経へのボディーブローとなる。
夏バテ予防にはエアコンを賢く使って体温を上下動を抑えて、早め・少なめの水分補給で脱水をブロック。
日傘やサングラスで紫外線を避ける工夫もお忘れなく。
自律神経をいたわるならスタミナ食ではなく、脳の酸化ストレスを抗酸化作用で中和するイミダペプチドを鶏胸肉などからとろう。
当院は患者さん一人一人の生活から身体だけでなく、自律神経のアドバイスもしております。
お悩みのある方いつでもご相談下さい。
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2019.8.19