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「肩が重い」「深呼吸すると胸が苦しい」――妊娠中にこのような肩こりや息苦しさを感じたことはありませんか?
妊婦さんはホルモンバランスの変化、体重の増加、姿勢の変化など、さまざまな要因が重なって肩こりを感じやすくなります。さらにその肩こりがひどくなると、息苦しさや不安感、頭痛なども引き起こすことがあり、注意が必要です。
この記事では、整骨院の視点から「妊婦 肩こり」「息苦しい 肩こり」の関係をわかりやすく解説し、自宅でできる対処法から整骨院でのケア内容までご紹介します。
妊娠中は出産に備えて「リラキシン」というホルモンが分泌され、関節や靭帯がゆるみます。これにより体のバランスが崩れ、姿勢の悪化や筋肉の緊張が起こりやすくなります。
お腹が大きくなることで重心が前に移動し、背中を反らす「反り腰」の姿勢になりやすくなります。これが肩や背中の筋肉に負担をかけ、肩こりの原因になります。
妊娠中は体の変化だけでなく、出産への不安や生活環境の変化によりストレスが増加します。この精神的ストレスが交感神経を優位にし、筋肉の緊張を引き起こします。
寝苦しさや頻繁なトイレで睡眠の質が低下すると、筋肉の回復が追いつかず、肩こりが慢性化しやすくなります。
肩甲挙筋や斜角筋など、肩周辺には呼吸に関与する筋肉があります。これらが硬くなると、深く息を吸う動作が困難になり、息苦しさを感じやすくなります。
猫背や巻き肩の姿勢では胸郭の動きが制限され、呼吸が浅くなります。結果、酸素の取り込み量が減り、息苦しさや疲れを感じる原因となります。
肩こりやストレスが続くと交感神経が活発になり、呼吸数が増加します。しかし呼吸が浅く早いと、体内の酸素と二酸化炭素のバランスが乱れ、動悸や息苦しさを招きます。
ひどい肩こりによるストレスと呼吸異常が続くと、軽度の過換気症候群になることもあります。症状が長引く場合は医療機関の受診も検討しましょう。
アロマや音楽、ぬるめのお風呂でリラックスする時間をつくることで、自律神経が整い呼吸がラクになります。
妊娠中でも安全な体勢をとりながら、肩まわりの筋肉を優しく緩めていきます。無理な押圧は一切なく、リラックスしながら筋緊張をほぐせます。
反り腰や骨盤のゆがみにも、無理のないソフトな手技で対応。妊婦さんの体に負担をかけずに整えていきます。
その日の体調や週数に応じて施術をカスタマイズ。無理なく安全に肩こり・息苦しさを軽減します。
姿勢やストレッチ、日常生活で気をつけるポイントまでトータルでアドバイスします。
妊娠中の肩こりや息苦しさは、多くの妊婦さんが経験する体のサインです。放っておくと症状が悪化し、出産や育児にも影響が出てしまうことも。
早めに対処することで、体も心もラクになり、快適なマタニティライフを送ることができます。整骨院でのやさしいケアと、自宅でのセルフケアを組み合わせて、しっかりと肩こりを改善していきましょう。
2025.7.2